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公務員叩きにみる「自分が正しく相手が間違っている」という断定について

中部大学特任教授の武田邦彦先生のブログにこんな記事がありました。

 

日本は民主主義なのに「自分が正しい主義」が蔓延したのか?

 

簡単にまとめると「日本は民主主義にも関わらず、自分と意見が違う他人を認めようとしない人が多い。多様性を認めようと言いながら、自分と違う意見の人がいればバッシングする人がいる」的な内容です。

 

 

 

正しさには「宗教」「道徳」「倫理」「法律」と4つの種類があると武田先生。民主主義での正しさは「倫理」と「法律」。「宗教」は神様が正しく、「道徳」は偉人によって導かれるもの。なので多くの日本人はひとりひとりが考えや倫理を持っていて、人それぞれ正しさを持っています。

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倫理とは何でしょうか。

「倫理の黄金則」は二つあって、「相手のしてほしいことをしなさい」(積極的黄金律)、「相手のしてほしくないことをしてはいけない」(消極的黄金律)です。

倫理とは、自分がやられたら嫌なことはしない、相手がしてほしいことをするということなのですね。

しかし、昨今の日本人は倫理など関係なく「自分が正しい。相手が間違っている」という考えに基づいて発言することが多いです。特に匿名性の高いインターネットではよく目にします。リアルでも目にしますがw

 

公務員の給料が高すぎる!?

例えば「公務員の給料が高すぎる!大して働いていないくせに貰いすぎだ!もっと下げろ」という人がいますね。公務員の給料は民間の所得を計算した上で出されているので、民間と比べて高すぎるということはないと思います。能力相応の給料だと思います。

「自分が払った税金が公務員の給料になっていることが腹立たしい」という人もいるのかもしれませんが、税金を払っているからこそ安全な道を歩けたり、ゴミを収集してもらえたり、病気になったときに病院に行けたりするのです。

(年末に一気に予算使うために道路工事して道が渋滞するのはおいらもちょっとイラッとしますけどねw)

ちなみに「俺の税金でメシ食いやがって!」という人に言いたいのですが、公務員も税金は払っています。

 

「年収250万円で民間に勤めている俺が正しい!だから年収350万円もらっている公務員の給料は下げるべき」というのはなんだかなーと思います。生活が苦しいのであればもっと給料のいい会社に転職するなり、アフィカスをやってみるなりすればいいんじゃないかなーと思います。「自分が絶対正しい、相手が間違っている」という考えは、視野が狭くなるし、ただただルサンチマン。アラサー世代しか観測地にないので、もっと年配の人はまた違った意見なのかなー(おいらも視野が狭かった)。

 

だったら公務員になればいい!?

そうかと思えば、叩かれる公務員側にもこんな意見が。

「そんなんだったらお前も公務員になればいいじゃん!大した努力もしないくせに文句ばかり言いやがって」

これもまた「自分が正しい、相手が間違っている」の考えに基づいた発言です。そもそも公務員に文句を言っている人が、公務員になりたいのかというとそれは疑問です。そういう人もいるのかもしれませんが、公務員になりたい人はとっくに勉強してなってるんじゃないでしょうか。

そういうことじゃなくて、「公務員の対応」に不満がある人が文句を言っているのではないでしょうか(多分)。

日本はファストフード化(ファスト風土化)していると言われています。「早い安いうまい」みたいなスピードや効率をウリにする企業が多いですね。それに合わせて人も自然と、早くて当たり前、対応がよくて当たり前、サービス精神当たり前という感覚になってきています。

しかし、役所なんかはそんな民間と違い、その感覚にはまだなっていません。オフィスの風景も見て思うのですが、昭和感満載です。

 

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ミスが合ってはいけない書類などを扱うので、スピードよりも正確性が大事です。「コンピュータで全部やっちゃえばいいじゃん!」なんて思うこと、おいらもありますが、まだ出来ないみたいですね。仕方がありません。

 

公務員を叩く人っていうのは単純に民間企業の努力によって生み出されたファストフード文化に慣れてしまっただけだと思います。ファストフード文化「速い安い」のせいで、民間の給料が下がっているというのがまた皮肉ですね(汗)。

 

何も生み出さない「自分が正しい主義」

「自分が正しい、相手が間違っている」というのは結局何も生み出しません。何も生み出さないどころか、そんな意見を言って叩き叩かれ合って自分を消費するだけですね(経験者は語る)。悲しみを生み出しますね。

もちろん場合によっては自分の中の正しさを追求することで、革新的な発明が生まれることもあります。ips細胞とか。

しかし「自分が正しい、相手の意見も正しい」という考えを持てるということも大切なことだと思います。

 

自分の中に正しさを持ち、他人の正しさも認めることが、本来あるべき明るい民主主義だと武田先生も述べております。

「自分が正しい、相手が間違っている」で事件が起きたり、戦争が起きたりという歴史があることも事実。恐ろしいですね。

他にもバカッターやテレビ番組なんかで言及できることがたくさんありますが、もう2000文字近くも書いたので今回はここまでとします。最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございます。